ゆるく考えよう。人生を100倍ラクにする思考法

今回は【ゆるく考えよう。人生を100倍ラクにする思考法】という本を読んでみて共感した部分を厳選して紹介していきます。

どんな人が書いたの？

簡単にこの書いた人を紹介します。
ちきりんという名前で活動している社会派ブロガーです。
Chikirinの日記 (hatenablog.com)というブログを運営しています。

ちきりんさんは「仕事やお金や人生設計に関して、もっと自由に発想し、もっと合理的に判断出来れば、今という時間を楽しむことができるはず」そう考えてこの本を書いたそうです。

あるべき論をやめる

すべての人が家を買う必要もないし、成長するために頑張り続ける必要もありません。
また、結婚はしてもしなくてもいい。
世間の目を気にしてこうしなくてはいけなくてはいけない、あぁならなくてはいけないという「あるべき論」は人生を窮屈にしてしまいます。
世間の目より、自分自身に問いかけ毎日気分良く楽しく過ごしていく方が幸せに感じます。

目標は低く持つ

ラクに生きる方法として目標を低く持つことが大事です。
高すぎる目標だと疲れてしまうし、達成できないほど高い目標だとやる気がなくなってしまいます。
高い目標ではなく、少し手を伸ばせば届く範囲の目標を設定することでやる気も出て人生をラクに、楽しく生きられます。

退屈な時間を楽しむ

常に他の人と積極的に関わりを持ち、アクティブに行動することに価値を感じている人がいますが、退屈な時間を楽しむことも大事です。

休日は常に予定を入れていないと不安だ、とか何もしないことに罪悪感を抱くのは疲れてしまいます。

旅行も同じです。
どうせ行くなら、あそこに行って、ここに行って、あれを見て、これを食べて、ってすべての予定をギチギチに組んでいたら疲れます。

休みの日くらいは時間に追われずに、ゆっくり退屈な時間を楽しむくらいの方が人生にゆとりが出来ます。

人生の主役を生きる

人生には、悲しいこともつらいこともあって当然です。
良いにしろ、悪いにしろ感情を大きく揺さぶられることが何もない人生なんて全くつまらない。

人生の傍観者で観客席に座っているのではなく、舞台に上がって自分の人生の主役を演じることが大切です。

人生はいつ終わるかわからないので、人生の主役を早くから演じずにボーッと過ごしているといつの間にか終わっててやりたいこと全然してこなかったなとなるかもしれません。

人生設計のための3×3分割図

人生ですべてのことを満たすことは難しいことです。
人生をカテゴリーで大きく「仕事」「家庭」「趣味」と3つに分けます。

また、年齢で、20～40歳、40～60歳、60～80歳と3つに区切ります。

基本的に3つのカテゴリーを同じ期間に同時に満たすことは難しくせいぜい2つくらいしか満たせません。

たとえば、猛烈に働くサラリーマンの場合は若いときは(20～40歳)、少し趣味がありますが後は仕事で満たしています。
その後は仕事だけの人生。
定年後(60～80歳)は仕事がなくなるので何をやっていいかわからなくなります。

家事に協力的な共働き夫の場合は若い頃は仕事も趣味も充実した日々を送り、結婚して子供が出来た後は個人の趣味を諦め、仕事もセーブしながら育児や家事を分担。
定年後は、家族の時間と趣味の時間を楽しむというパターンです。

また、家庭を持たず、仕事は最低限で人生のほぼすべてを個人の趣味に使う人もいます。

どの人生を選ぶかは人それぞれで幸せの基準も価値観も変わります。

すべてを満たそうとするのはとても難しいことなので、人生はそういうものだと認識しましょう。
また、時期によってまた楽しめるチャンスがあるので考えてみるのもいいでしょう。

一点豪華基準で選ぶ

人は大事なことを決めるとき、通常は「総合評価方式」で検討します。
商品Aは高いけど好きなデザイン、でもちょっと使いにくそう。
商品Bは安いけどダサい、だけど使いやすそう。
というように、価格、デザイン、使い勝手など複数の基準で選択肢を比較し、最後に総合的に判断する方法です。

この方法を取ると平均的にいいものを選びがちになるので、取り柄のない平均的なものが手に入ることになります。

どんなものを選んでも不満が出てくるので、どうせだったら自分にとって満足している一点に特化してるものを選びましょう。

さいごに

いかがだったでしょうか。
人生頑張りすぎず、もうちょっとゆるく考えてもいいのかなと考えさせる本になっています。
良かったら読んでみてください。
では！